私が本気で育毛を決意した瞬間



あれは僕がまだ大学生の頃。

当時、僕は陸上部に所属していました。3年の夏、全国大会の予備予選を兼ねた地方大会が開催され、僕ら陸上部員らは遠征先のホテルに宿泊したのです。

割と新しくて清潔なホテル。二人一部屋という部屋割りで寝泊まりしました。

とある晩のこと。競技を終えてホテルに帰ってきた僕らは夕飯を済ませて自分たちの部屋に戻りました。

明日も早いのでシャワーを浴びてとっとと寝よう、そう思ってユニットバスに入ります。僕は20分ほどで上がり、同部屋の部員と交代しました。

そうしてベットの上でなんとなく横になっていると、バスルームの方から悲鳴が聞こえてきました。

何事かと思っていると、おもむろにバスルームの扉は開き、中から顔を覗かせた部員が微苦笑を浮かべながら一言「おまえ、抜け毛多過ぎ」。


僕は彼の言葉に唖然としました。抜け毛なんて単語に今まで遭遇したことがなかったからです。 どれどれ。試しに彼の指摘したバスルームの惨状を確認すると、確かに白い浴槽の中の至る所に僕のものと思われる、細く短い髪の毛が散乱していたのです。


あの有様は確かに悲鳴を上げたくなる状態でした。

かんべんしてくれよな、彼はそう言ってシャワーの蛇口を捻ります。

大会が終わり自宅に戻った僕はすぐさま自分の頭髪の状態を確認しました。

確かにおでこは多少広くなっている印象はありましたが、まだ目立つほどではない。しかし深刻だったのはつむじ付近です。

この部分はまさしく盲点。目の届かない場所。僕は洗面台の鏡に手鏡を持ってきて合わせ鏡で後頭部を入念にチェックしました。

う、薄い……。こちらはおでこと違ってはっきり見てわかるくらい薄毛が進行していました。


通常の健康なつむじに比べて明らかに地肌の露出度が高くなっていたのです。

全体的に髪の毛が細くなっている印象も受けました。

これは完全に男性型脱毛症の初期症状だと気付かされたのです。

それからというもの、僕は周囲の視線とコンプレックスによる自信喪失に悩みました。誰かに後ろに立たれようものなら、薄毛を見られて笑われているんじゃないかという被害妄想に駆られるのです。

大学時代と言えば合コンなど日常的にありますよ。しかし薄毛を認識してからというもの、僕はそういったコンパの誘いもすべて断ったのです。


もしその場に行ってタイプの子がいたとしても、コンプレックスが原因でどうしても積極的になれず、アプローチしていく自信がないからです。

ハゲは人を卑屈にさせます。でみそんなヤツを誰も好きになりませんよね。

僕はもう一度自信を取り戻したくて、本気で育毛を決意したのでした。





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